サクラメンタリスト

サクラメントキングスを日々観察し、その動きを伝える人。夢のNBAチャンピオンを目指し、チームとともに夢を追い続ける人。

またも抗議活動の影響 マブス戦

Kings(24-51)97-103Mavs(23-51)

 

社会問題化しているステフォンクラークの事件。サクラメントの警官が、スマホを持っただけの丸腰の黒人青年に20数発発砲して射殺した事件です。現地では警官の行き過ぎた対応だと批判の声が出ています。

この事件に限らず、アメリカでは、警察官による黒人への過剰な対応が社会問題化し、この事件を機に、抗議活動が拡大しています。

キングスはその影響をモロに受けてしまっているわけです。

 

◎この一週間で二度目の抗議活動

先週金曜日(日本時間)のホークス戦の試合前に、抗議活動の人たちがゴールデンワンセンターの入り口に立ち、チケットを持った人たちが中に入れませんでした。結局、試合開始も30分近く遅れ、2000人程度のガラガラの観客の中で試合は粛々と行われました。

 

キングスの選手も黒人の選手を中心にこの活動に賛同し、メッセージをかいたTシャツを着ていました。

 

今日の試合も、また抗議活動者がゴールデンワンセンターの入り口前に立ち、チケットホルダーが中に入れず、チームは対応に追われました。今日はホークス戦よりも少し多い4000人程度の中で行われました。

 

◎集中できない選手?

こういう状況だと、なかなか選手も試合に集中できないのではないでしょうか。

イェーガーは試合後、選手のパフォーマンスに不満気だったそうです。クーフォス以外は、意欲というか努力に欠けていたと。

ヒールドも「プロなので、外の状況関係なく、試合に臨まないといけない」と言っていたそうですが、なかなか実行に移すのは難しそうです。まばらな観客、声援も少ない中、プレーするのも酷な感じはします。

 

マブスも22勝とリーグワーストクラスの弱さなんですが、そんな相手にほとんどリードできずに敗れてしまうのは、外の出来事と全く無関係ではないでしょう。

 

◎クーフォス頑張った

チームハイの得点はラビシエリでFG8/15、19得点。

イェーガーベタ褒めのクーフォスはわずか14分の出場でFG7/10、15得点。キャリアハイの22得点を抜くペースでしたが、それ以上プレータイムが与えられませんでした。

コーリースタインもFG5/5とすべて成功、13得点でした。

 

◎散々だったPGコンビ

逆に調子悪かったのがPGのルーキーコンビ。

フォックスは、FG2/10のわずか5得点。

もっと悲惨だったのがメイソンでFG1/13の8得点。スリーも三本全部外してます。FTは6/6でしたけどね。

なので、PGコンビは合わせてFG3/23と散々でした。

ボギーも含めて、ルーキーたちはお疲れモードですかね。シーズン終盤ですし。

 

◎事態の収拾は図れるのか?

チームも悩ましいでしょうね。

ホームゲームがこのあと、ペイサーズ戦、ウォーリアーズ戦と2試合続きますが、この抗議活動は収束しなさそうです。

お客さんも入れられないと営業的に厳しくなりますし、選手も士気が上がりません。

すでにチケットを買っている人の中には、試合が見られない不満を感じている人も多いでしょうし、チームも払い戻しの措置を取らないといけません。

 

この抗議活動を警察官が無理に抑え込みに行くと、もともと警察官に怒りの矛先が向いているわけですから、火に油を注ぎ、暴動に発展しかねません。

キングスはこの騒動のど真ん中に巻き込まれてしまったわけです。

 

今季残り試合も少なくなっていますが、一試合も無駄にしてほしくありません。

しかし、思わぬところでチームを悩ませる問題が発生してしまいましたね。

 

この射殺事件としては本当に悼ましい事件です。人種問題も絡み、黒人選手の多いNBAも巻き込んだ複雑な問題になってしまい、まさにアメリカが抱える闇の部分を感じざるを得ませんね。