サクラメンタリスト

サクラメントキングスを日々観察し、その動きを伝える人。夢のNBAチャンピオンを目指し、チームとともに夢を追い続ける人。

長年のマイアミの悪夢を払拭 ヒート戦

Kings(15-33)89-88Heat(27-21)

 

◎鬼門のマイアミで久々の勝利

87-88と1点ビハインドで迎えた試合時間残り21秒。タイムアウト明けのオフェンスで、イェーガーはゲームウイナーをボグダノビッチに託しました。

ボギーが体勢を崩しながら放った20フィートのシュートはリムに嫌われ、万事休すかと思ったその刹那、桜木花道のごとくいきなり現れたのは何とフォックス!

プットバックダンクを叩き込み逆転に成功、89-88。

残り3.3秒のヒートの攻撃もしのぎ、敵地マイアミでは2001年11月10日以来、15試合連続で敗れていたヒート戦のロードの連敗を止めることができました。

 

◎終盤のフォックス劇場

それにしても第4クオーター終盤の攻防はしびれましたね〜。

残り5分51秒までは72-84と12点もリードされ、もうダメかと諦めかけていました。しかし、ヒールド、ボギーのライジングスターズコンビの連続得点で、79-84と5点差に。

そして残り2:43、コーリースタインのレイアップで81-84とついに3点差と射程圏に捉えました。

残り1:45で、元キングスのハッサンホワイトサイドの得点で81-86と再び離されますが、ここからがフォックス劇場の始まりです。

 

残り1:38でレイアップを決め83-86。

その直後、PGドラギッチからスティール、レイアップはミスしましたが、ヒールドがフォローして85-86。

その後、87-88になって残り42秒で、ヒートのジェームズジョンソンがスリーポイントショット。しっかりとフォックスがプレッシャーをかけていたため、シュートは外れます。

 

しかし残り35秒で逆転を狙ったフォックスのプルアップジャンパーが外れ、ホワイトサイドがディフェンシブリバウンド。

これでマジで終わったかと思いました。

 

いやいや、フォックスは諦めていませんでした。

 

相手のP&Rでフォックスがホワイトサイドと激突、そしてオフェンスファウルのコール。

ホワイトサイドはファウルアウト!

相手の大黒柱を退場に追い込みました。

そして、最後のシーンにつながっていくわけです。

よくよく考えれば、決勝のフォックスのプットバックダンクも、ホワイトサイドがいればボックスアウトされていたかもしれません。

 

◎ライジングスター落選の鬱憤晴らす

この試合は、ヒールドはFG10/15、チームハイの24pts。オールスターウイークエンドのライジングスターズに選ばれたヒールドとボギーが活躍しましたが、フォックスはヒールドに次ぐ14pts、落選した鬱憤を晴らすかのような大活躍でした。

フォックスにとってゲームウイナーは、11月のシクサーズ戦以来2度目。やはりフォックスは、決めるべきときに決めるというスター性を持っています。

 

◎粘り強いディフェンス

この試合の勝因はやはりディフェンスでしょう。相手のFG%を37.8%と、30%台に抑えました。スリーポイントも34本打たれましたが、何とか35%に抑えています。2試合続けて相手を100点未満に抑えたのは今季2回目ですが、100点未満に抑えての連勝は初めてです。それだけに大きな価値があります。

 

◎ロードはあと少し

今季最長となるロード6連戦は、意外と言っては失礼かもしれませんが、ここまで2勝2敗とかなり頑張っています。しかも毎試合ベテランを2人ずつ休ませながら若手中心でやってますからね。スカルなんか顔つきが精悍になってきた感じしません?少しずつ戦う集団になってきたかもしれませんね。

次のスパーズ、ペリカンズとまだまだ強敵が続きますが、この調子でぜひ頑張ってほしいですね。

 

◎ヒルはトレードに出さなくていい

ヒルのトレードの噂が出ていますけど、私は無理に出さなくていいと思いますよ。せっかく夏に大金をはたいて取ったわけですし、サクラメントビーのジェイソンジョーンズ記者によると、ヒルはフォックスのメンター役としてかなり機能しているとのこと。

今日の試合だって、最後にフォックスが決めたときに、一番最初に飛び出して喜んでいたのはヒルですよ。彼の心はキングスから離れていないと思いますし、フォックスの成長を誰よりも喜んでいるはずです。今のキングスに必要なのは目先の勝利ではありません。若手にとって、フォックスにとって、頼りになるヒルは絶対にチームに置いておくべきです。